令和4年第1回越生町議会臨時会が6月30日に開催された。会議では、補正予算など重要な議案が審議された。
初めに、議案第28号として、令和4年度越生町一般会計補正予算が提案された。新井康之町長は、この補正が新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、原油価格や物価高騰に対応するものであると説明した。補正の歳入歳出でそれぞれ6,198万8,000円の増額が求められ、総額は43億8,628万2,000円となる見込みである。
具体的な内容として、水道料金の基本料金免除や学校給食費の補助が示された。これに関連し、髙橋一正議員が水道基本料金免除について詳細を尋ねたところ、戸口孝史水道課長は、全世帯を対象に4か月間の免除を行うと回答した。この措置は、生活負担を軽減させる目的で実施される。
特に、物価が高騰する中で、教育を受ける子供を持つ家庭を支援する施策も取り入れられている。学務課長の関口学氏は、教育費の項目として、学校給食費の助成が行われることを説明し、具体的には小学生に対して月額110円、中学生には140円を助成する計画があることを報告した。
質疑応答では、木村好美議員が保育園と幼稚園の給食費について質問したところ、岩﨑貴美枝子子育て支援課長が保育園の副食費を免除する必要はないと述べた。今後、政策の方針として、保育施設への資金援助を考えているとのことだ。議会では、議案第28号が賛成全員により可決された。
続けて、議案第29号として令和4年度越生町水道事業会計補正予算が提案され、こちらも原案の通り可決された。議会終了後、議長から今後の運営についても注意が促された。