令和5年4月26日、越生町議会の臨時会が開催された。議会では、越生町の税や健康保険汲み取り条例の改正が提案され、詳細な議論が交わされた。
まず、町長の新井康之氏が、越生町税条例の改正について説明を行った。新井町長は、地方税法の改正を受け、早急な対応が求められたと述べた。改正では、個人町民税や法人町民税、たばこ税の納付書様式の変更が含まれ、肉用牛に対する特例も延長される。福島勲税務課長は、詳細な改正内容について述べ、「特別徴収義務者の納入書様式が追加される」と強調した。
次に、国民健康保険税条例の改正の提案が行われた。新井町長は、地方税法施行令の改正が影響し、早急な改正が必要とされたと指摘した。松澤義幸町民課長が主な改正内容を報告し、「特に後期高齢者支援金などの課税限度額を引き上げている」と説明した。記録によると、本改正によって、軽減判定所得の算定方法も見直され、より多くの世帯に軽減措置が拡大されたことが確認されている。
続いて、越生町印鑑条例も改正提案された。新井町長は、デジタル化推進に合わせて、印鑑証明書の発行方法にスマートフォンを利用可能にすることを表明した。これに対する賛成討論が水澤努氏からあり、前回の否決を受け、改正の必要性を訴えた。水澤氏は、執行部による説明責任の欠如を指摘しつつ、この改正が町民の行政サービスを守るために必要だと訴えた。
最後に、令和5年度一般会計補正予算の提案が行われ、年齢別に特別給付金を支給する内容が説明された。子育て世帯への支援を強化し、特に物価高騰に対する支援が盛り込まれていることが確認された。補正予算は740万円の増額で、総額は約42億8,590万円に達する。
本議会では、これらの条例や予算の承認が全体で賛成され、無事決定された。