令和5年第2回越生町議会定例会が6月1日に開会した。
主な議題として、越生町税条例の改正やこども家庭庁設置法施行に関連する条例の整理、及び町道の認定や廃止に関する議案が審議された。特に、町長の行政報告では、新型コロナウイルス感染症からの回復策や、経済対策が重点的に説明された。
議案第22号の越生町税条例の一部改正について、新井康之町長は、「森林環境税の導入に伴う法整備が必要である」と意義を示した。税務課の福島勲課長は、株式の課税の取り扱いや控除制度を説明し、住民に対する影響を最小限に抑える方針を強調した。
議案第23号、こども家庭庁設置法施行に伴う条例整理については、子育て支援課の岩﨑貴美枝課長が、所管業務の移管を説明した。新しい条例によって、子育て支援の一層の充実が期待されている。
道の認定や廃止に関する議題では、議案第24号および第25号で町道3-2561号線の認定と3-1665号線の廃止に関することが説明され、住民の意見が多く反映されることが求められた。議論が続くなかで、特に廃止される道の橋梁について「安全対策を急ぐべき」との意見があがり、町民の安全を重視する姿勢が感じられた。
令和5年度越生町一般会計補正予算(第2号)についても、一部に国からの支援を活用し、低所得者世帯への給付金計上や、教育費の補助に対する予算議案が可決された。これにより、地域経済の活性化や福祉向上が期待される。
行政報告のなか、町長は「町政運営にあたり、住民との意見交換を重視し、持続可能な地域社会を目指す」と述べた。加えて、実施予定の講座や地域イベントについても報告され、町民が参加しやすい環境作りが進められる意向が表明された。
議会では、出席議員の意見を受けて様々な議案への支持が確認され、会議は活発に進行した。
また、次回は一般質問が行われる予定であり、住民の声が直接的に反映される機会として期待されている。