令和6年3月7日に越生町議会定例会が開催され、様々な重要な議題が取り上げられた。
主にこども施策が議論の中心となり、特にこども家庭庁から発表された「こども大綱」に基づく施策が注目されています。12番の木村好美議員は、越生町における子どもたちの居場所づくりについて実情を説明するとともに、具体的な施策を提案しました。彼女は、「越生町の子供の居場所の現状はどうか」と問い、地元の子ども食堂の立ち上げを支援する姿勢を示しました。子育て支援課の岩﨑貴美枝課長は、すでに町内に子ども食堂を設置する計画が進行中であることを報告しました。
次に、お祭りやイベントの活性化についても議論されました。木村議員は地域活性化の一環として現行イベントの改善点を提案し、「地域の若者や事業者が参画する機会を作るべきだ」と強調しました。観光と産業の振興を目指すため、町の活性化施策が求められています。観光課の横田惠嗣課長は、地域のニーズに応じた新しいイベントの企画の必要性を感じており、地域活性化に向けた取り組みをさらに進めると述べました。
また、町民の防災意識の向上と避難訓練の重要性も強調されました。木村議員は過去の防災訓練における反省点を述べ、「参加者が増え、実効性のある訓練とするために、地域ごとの実施が必要だ」と主張しました。これを受け、総務課の吉田正課長は、自主防災訓練の重要性を認識し、各区での定期的な訓練を推奨する考えを示しました。
さらに、引き続き西口ギャラリーの管理問題が取り上げられました。岩田議員はこの施設の利用促進のための施策について質問し、訪問者数が少ない理由に関する見解を求めました。観光協会は施設の魅力を引き出す努力をしており、今後も規則の見直しや展示方法の改善に取り組むと表明しました。地域文化の発信拠点としての役割も担うこのギャラリーに対し、より多くの活用方法が模索されることが期待されています。
これらの議論を通じて、越生町は多世代共生社会を目指し、こども施策や地域活性化、さらには防災対策に力を入れる姿勢が見受けられました。引き続き、住民の声を反映させながら持続可能な町づくりを進めることが重要であると言えるでしょう。