令和5年12月6日、越生町議会において、自転車通学の実態や安全対策に関する一般質問が行われた。この議題は、地域における交通安全への関心の高まりを反映しており、特に中学生の自転車による登校の実態を明らかにすることを目的としている。
一般質問では、栗原誠君が中学生の自転車通学を巡る課題を呈起した。
具体的には、自転車通学をしている生徒206名、徒歩通学の生徒3名という統計が示された。通学路の安全点検については、毎年の安全マップ作成や点検を実施しており、各校の安全主任や地域のボランティアの協力を得て危険な箇所を確認している。
また、自転車の安全点検は年3回行われている。年度当初、夏休み明け、冬休み明けと定期的に行われ、ブレーキやライトを含む13か所の点検が実施されている。しかし、地域や学校以外の安全が保たれているかについては、地域の見守りボランティアとの連携が重要であることが強調された。
事故の発生件数についても議論が及び、令和4年度には自転車事故が1件、令和5年度には3件発生しており、これには横断歩道のないところでの車両との接触が原因とされている。また、事故の保存部位として、下腿部や前腕部の怪我が挙げられた。
特に雨天時の事故についても触れられ、慣れない環境での運転は警戒が必要であるとの見解が示された。雨天における事故件数や原因を把握し、果たすべき予防策についても話し合われた。
ヘルメットの着用状況については、中学生全員がしっかりと着用しているが、さらなる指導の強化が求められる。
最後に、荷物の重さに関する問題も取り上げられ、家庭と学校の連携が求められ、特に生徒自身が荷物の管理について意識を高めることが提案された。
若手職員や地域住民が参加する女性若者会議については、越生町の未来に向けた施策の一環として、今後も継続的に調整していく必要がある。