令和6年第1回越生町議会定例会が開かれ、各議案が審議された。
今回の議事では、越生町ふれあい健康センターの売却が重要な議題となった。
施設は、入館者の減少や設備の老朽化から指定管理者による運営が困難となり、議会でも売却が決定された。
新井康之町長は、民間企業である株式会社温泉道場に売却することで、運営を効率化し、町の財政負担を軽減できると説明した。
また、町の土地や建物の譲渡に際し、将来的に税収も見込まれると強調した。
議案の内容については、多くの議員から意義が問われました。特に、施設の現在の使用状況や、譲渡にかかる条件なども焦点となった。
議案第7号である越生町介護保険条例の改正にも関心が寄せられた。高齢者の医療費負担が今後も増加する中、町は保険料の見直しを行い、負担軽減の対策が必要とされている。
新井町長は、制度改正に基づく取り組みを進めていく考えを示した。
また、犯罪被害者支援条例も新たに制定され、被害者に対する支援を強化する方針が打ち出された。
議員は、町が抱える問題や今後の課題を次々と提起し、議論が交わされた。
町の財産の処分に関しては、議員から、「町民に対するメリットは何か」という疑問も呈され、議会では今後の町の財政運営と住民への影響を真剣に検討する姿勢が求められた。