越生町議会は令和5年度の定例会で、さまざまな重要論点を議論した。特に学校給食の無償化に関する質問が注目され、金子公司議員は、この問題の重要性を強調した。文部科学省による調査結果が示すように、給食費が過去最高水準に達しており、保護者の負担が増加している。これに対して、越生町では新型コロナウイルス感染症拡大の影響も相まって、昨年から学校給食費を無償化する助成を行ってきたが、今後の方針も求められる。
金子議員は、東京都葛飾区の無償化政策に触れ、越生町でも同様の取り組みが可能か問うた。具体的には、必要な情報提供や予算の確保について議論を呼びかけた。これに対して、学務課長の関口学は、学校給食の重要性に言及し、地場産品の利用推進とともに、経済的負担軽減についても考慮していると回答した。
次に、2学期制に関する議論が行われた。池田かつ子議員が質問し、いくつかのメリットやデメリットが議論されている中、教育委員会は地域の意見募集やアンケートなどを通じた意見集約を行なっていることが説明された。特性をや底支えするための実績も重要であり、議会側も積極的に関わりながら進めていくことが求められている。
また、越生特産物加工研究所に関しても議論が行われ、現在の経営状況と今後の見通しが問われた。町の支援者が投入されている中、経営改善に向けた取り組みや、商談会の参加実績が報告された。
ゼロカーボンシティ協議会について、参加自治体が協力し、地域の環境問題に取り組むことの必要性が強調される中、地域住民の活動促進や広報活動の強化が求められている。また、町の文化財と観光資源のつながりが議論され、この点でも町としての具体的な行動が期待される。
会議の最後に、岩田眞一議員がデジタル化の進捗状況について質問を投げかけた。町のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する取り組みや今後の予定について、特にオンライン化の拡充について議論され、町の行政手続の利便性向上が確認された。