令和5年第3回小川町議会定例会が開かれた。この日、議員たちは地域の魅力や移住サポートセンター、学校再編について活発な議論を展開した。
山口勝士議員は「小川町は面白くなってきています!」と自信を示し、具体的な変化を町民に感じてもらうための5点を挙げて質問した。特に移住への評価について興味を持っていると述べ、町の魅力や移住サポートセンターの重要性を強調した。
石川勝政策推進課長は、移住問題に関し、まず各種媒体での評価が上がっていると語った。なんと「田舎暮らしの本」において、当町は住みたい田舎ランキングで3位に選ばれたことが記憶に新しい。これが、町の魅力向上努力や移住者からの発信効果が影響した結果だと感じているようだ。さらに、移住サポートセンターの実績についても言及し、令和3年度には948件の相談があり、飛躍的な実績を記録しているという。
また、山口議員は地域おこし協力隊の活動を評価し、彼らが町民に新たな希望を与え、町の活性化に寄与していることを認識しているようだ。地域の人々の視点から見つめ直すことが重要であると指摘し、町内外の人々に当町を知ってもらうための道筋を考える必要があるとの考えを示した。
続いた学校再編の話題では、宮澤忍学校教育課長が、特に教職員の配置について解説。教職員数は児童生徒数に応じて決まるため、十分な教育環境を提供するための人的資源確保が求められることを発表した。さらに、統廃合する学校へのスクールバスの運行計画についても説明があり、円滑な運行の確保が今後の課題であると明らかにした。
山口議員の質疑に対し、教育課長は、英語教育の重要性についても強調し、積極的に基礎学力の向上を図る必要があると述べた。この英語教育の整備は、移住希望者にとっても魅力となり得る重要な要素だ。
議会の中で、議員たちは地域の未来に関心を持ち、ただ問題提起をするだけでなく、解決策を探る姿勢が見受けられた。小川町が直面する課題を共有しながら、活性化に向けた努力を強調した議論となった。