小川町議会の一般質問が行われ、様々な議題が取り上げられた。特に弾道ミサイル想定の住民避難訓練については議員からの強い関心が寄せられた。町長は、訓練を実施する必要性を認めたものの、不安感の高い状況を背景に中止を決定したことが説明された。立田 議員は、訓練に際しての情報の周知不足や公文書の取り扱いについて言及し、今後の課題を指摘した。
次にデマンドタクシー料金の改定が話題に上がり、特に新料金への不安の声が多いことが懸念された。議員は高齢者や単身者に対する負担増を問題視し、継続的な利用の観点から料金体系の見直しが必要であるとの意見を述べた。これに対し、行政側は、国からの補助制度に基づく運営の必要性と、地域公共交通の維持を重視する姿勢を示した。
最後に、学校給食費無償化に関する議論もあり、他自治体の取り組みを踏まえた小川町としての方針を模索する必要性が指摘された。行政は現在の制度を維持しつつ、他自治体の動向を注視していることを強調した。さらに古寺鍾乳洞の一般公開についても議論が交わされた。特にその保存と利用に関する課題が挙げられ、安全性の確保が優先されるべきとされた。
全体を通じて、住民の安全や利便性、教育環境の向上についてしっかりとした取り組みが求められていると感じられた。議論されたすべてのテーマが、町民の生活に直結する重要な事項であることを、改めて確認する機会となった。今後は、これらの課題についても町での議論が進むことが期待される。