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小川町議会での観光振興と風水害対策に関する議論

小川町議会で、観光資源活用と風水害対策について議論が交わされた。特に地域資源の活用や避難所の見直しが焦点として取り上げられた。
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令和元年第4回小川町議会定例会において、田中照子議員が観光振興と風水害対策に関する一般質問を行った。今回の議論では、地域資源を活かした観光振興策や、昨年発生した台風19号の影響に対する備えについて多くの意見が交わされた。

まず、田中照子議員は地域資源を活用した観光振興について発言した。10月に開催された講演会の中で、鳥塚亮先生が語った「危機を乗り越える夢と戦略」が印象に残ったと述べ、地域資源を活かした町づくりの重要性を強調した。また、議員は「小川町第5次総合振興計画の基本理念の中には自然と文化を活かしたまちづくりがあり、観光の町小川を目指す」と明言した。

続いて、具体的な支援策として、呉服裏絹の精錬工場の活用、古寺鍾乳洞の観光エリア化、美しい町並みの維持など、地域資源を認識し、販路拡大を図るための支援が必要であると述べた。また、景観モデル地区の推進による観光振興についても多くの意見が上がり、「景観資源の活用に向けて地域住民との連携を強化するべきだ」と言及された。

次に、台風19号の影響を受けた風水害対策についても質問があった。田中議員は「地球温暖化による異常気象」と指摘し、今後の気象変動に対してさらなる水害対策を講じる必要性を訴えた。特に、昨年の台風の分でも市民の避難支援と、災害ごみに対する迅速な対応が評価されているものの、今後の対策強化と計画の改善が望まれるとの意見が出された。

さらに、議会の中では指定緊急避難場所の見直しが求められ、その中には浸水の恐れがある地域も含まれることが指摘された。特に子供や高齢者に配慮した避難所を設けることが求められ、そのニーズに応えるための取り組みが重要であるとされている。

田中照子議員は、災害発生時、給水所の設置が必要とされるが、住民が迷わず水を得るための仕組みも整えるべきであると述べた。民間施設との連携も視野に入れ、給水活動の推進のほか防災対策に向けた施策が模索される必要性を訴えた。

防災を担う町の姿勢や方針が改めて確認され、協力体制や情報共有の強化、町民の意識の向上を図ることが重要だとの結論に至った。

これに対し、行政からは「今後も町民の命を守るため、全力で取り組んでいく」との前向きな姿勢が伝えられた。加えて、住民のニーズを細かく吸い上げ、具体的な対策を徹底していく必要があるとのことが強調され、町づくりに向けた姿勢が伺えた。

議会開催日
議会名令和元年第4回小川町議会定例会
議事録
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