令和2年12月に行われた小川町議会定例会では、さまざまな議題が議論された。
特に注目を集めたのは、大規模太陽光発電施設に関する考え方である。まず、発言を行った「新井章環境農林課長」は、資源エネルギー庁が明らかにしたデータによると、町内における1,000キロワット以上の発電施設は11件あり、稼働中は3件、未稼働は8件で、林地開発の許可が下りている工事中の発電施設が3件存在しているとコメントした。
また、太陽光発電事業をめぐるガイドラインについても、「新井章環境農林課長」は説明を行った。平成29年に制定されたガイドラインは、太陽光発電事業の実施における適正実施を促すものであり、土地利用に関連する関連法令とともに運用される。さらに、環境影響評価法に基づく手続きが必要であるとの見解を示した。
次に、古寺の鍾乳洞の有効活用についての質問が行われ、「田中和夫生涯学習課長」が答弁した。彼は、鍾乳洞が県の天然記念物に指定されていることを強調し、調査を進めている状況を説明した。具体的には、過去の調査では洞内にはコウモリや昆虫が生息しており、貴重な種も確認されているという。
また、古寺鍾乳洞が今後どのように活用されるかについては、まずは環境評価に基づく調査を行い、天然記念物としての価値を再確認しつつ、保存と活用の在り方を検討していくという方針が示された。