令和4年9月22日、行われた小川町議会の第3回定例会では、重要な議題が討議された。
今回の会議の大きな焦点は、令和4年度小川町一般会計補正予算(第5号)に関する議案である。町長の島田康弘氏は、オミクロン株対応ワクチン接種事業への予算を補正する必要が生じたと述べた。新型コロナウイルス感染症への対応を強化するため、歳入歳出それぞれに7,303万1,000円を追加する。これにより、歳入歳出の総額は97億9,973万2,000円に達し、多数の議員が承認した。
補正予算に関して、政策推進課長の石川勝氏が具体的な内容を説明し、ワクチン接種へ向けた各種費用を計上することの重要性を強調した。特に、医療機関との連携や、接種体制の確保が求められている。また、議員から出された質疑では、接種対象者数が2万8,045人に達し、目標接種率は90%であると報告された。これに対し、町民の健康を守るための今後の取り組みが期待されている。
次に、教育委員会委員の任命に関する議題が提案された。町長の説明によると、現委員の任期満了に伴い、後任者として峯岸貴明氏が提案された。議会は全員一致でこれを承認し、教育委員会の運営が引き続き適切に行われる見通しとなった。
また、監査委員の選任についても述べられ、松本治雄氏の後任として福島崇晃氏が提案され、その承認も得られた。このように、議会はスムーズに進行し、多くの議案が原案通り可決された。
さらに、特定事件の特別委員会付託についてや、委員長による閉会中の継続調査の申し出も討議された。特に、自然災害への対応と持続可能なまちづくりが重要なテーマであり、今後の議会における具体的な対策の必要性が示唆された。