令和6年6月6日の小川町議会定例会では、鈴木秀尚議員の一般質問が行われた。
鈴木議員はまず、デジタル田園都市国家構想に基づく「UECHU」の活用について問うた。特に、レンタルオフィスやキッチンの活用状況、地域住民の交流の可能性について尋ねた。
石川勝政策推進課長は、
「現在、UECHUのサテライトオフィスは全て入居済み。地域住民との交流を促進する施策を検討中」と述べた。
次に、鈴木議員は高齢者や障害者の移送サービスについても質問。特に、NPO法人の高齢者移送サービスの混雑と維持困難について問題提起した。池上真矢長生き支援課長は
d「高齢化が進む中、移送サービスの需要は増加。情報収集を行い、今後の支援策を模索する」と述べた。
また、鈴木議員は、子ども達の居場所確保についても言及。具体的には、地域の児童館や食堂などの利用拡充を求めた。小林ひろみ子育て支援課長は、
「現在、児童館は年間5,000人以上の利用があり、今後も利用環境を充実させていく」と回答した。特に、遊び場の確保や多様な交流の促進について、町としての見解を示した。
さらに、町長の島田康弘氏は、地域の将来について問題意識を持ち、意見交換の重要性を強調した。議会は、鈴木議員の提案を基に、地域住民の意見を尊重した政策決定を進める姿勢を示した。
このように、議会では地域の生活を豊かにするための具体的な施策が議論され、今後の方向性を模索している。