令和4年第1回小川町議会定例会が3月23日に開催された。議会では、町の重要案件に関して数多くの議論が行われた。
まず、休会中の付託事件に対する委員長報告の後、小川町立小川小学校屋上外壁等改修工事については、松本恒夫町長が契約の締結を提案した。契約金額は約1億3,692万5,800円で、実施までの期間は2024年12月まで設定されている。
次に、令和3年度一般会計補正予算も議題にあがり、特に子育て世帯への臨時特別給付金の支給が重要なポイントとして議論された。これにより、コロナ禍における経済的支援が期待される。
一方、副町長の選任については、松本町長が後任に藤井大司氏を提案し、質疑の中で長の意向が問われた。髙瀬勉議員は、町長の出処進退が副町長選任に影響するとの見解を示したが、町長は役職の必要性を強調し、県からの派遣で有能と評判の藤井氏を支持した。
さらに、ウクライナ事態に関する決議も採択された。髙瀬議員が提案したこの議案は、小川町議会がロシアによる軍事侵攻に断固抗議するもので、多くの議員から支持を受けた。特に、戦闘に従事する全ての人々への配慮が求められている。
この会議では、小川町の財政調整基金や地方債の減少に関する報告も行われた。町の収支改善に向けた様々な施策が実行される中、最新の財政状況を踏まえての有意義な討論が展開された。議会は、今後も変化する社会情勢に柔軟に対応し、町民の福祉向上に努めることを誓った。この日の議会をもって令和4年第一回定例会は閉会した。