令和3年9月1日に開催された小川町議会定例会では、町の課題解決に向けた各議員からの質問が活発に行われた。特に「老木による安全被害」や「リリックおがわ大ホールの修繕問題」、「若者未来会議の進捗状況」など、地域の重要なトピックが中心となった。
一般質問では、まず笠原規弘議員が老木の危険性を指摘し、その対策を議論した。老木は町民の安全を脅かす要因となっており、議員は「町としての管理体制を強化するべきだ」と強調した。これに対し、岡部環境農林課長は「住民の声をもとに情報共有し、適切な対応を図る」と述べた。
次に、リリックおがわ大ホールの修繕についても多くの議論がなされた。特に田中和夫生涯学習課長が、「コロナ禍の影響でホールの利用が制限され、大ホール修繕の必要性が叫ばれている」と述べ、町民からの期待に応えるためには早急な対応が求められるとした。これに関連して、町内の文化事業の在り方や、若者たちが地域に関心を持つ施策の必要性が改めて示され、活発な議論が展開された。
また、髙橋さゆり議員は「生理の貧困」問題についても言及し、具体的な施策の実施を訴えた。特に中学生や大学生が生理用品を購入できない現状に対し、健全な対策を求める声があった。教育長は「学校での啓発活動や相談窓口を設ける予定」と回答し、今後の方針を示した。
その後、観光資源の活用やまちづくりに向けた施策についても話題に上がった。議員たちは、若者を中心とした地域活性化の方策として「観光の魅力を発信し、地域の独自性を訴えることが重要」と強調した。
全ての議題を通して、地域住民の意見を反映した施策が求められ、今後の動向に注目が集まる。議会での充実した議論は、町の未来に繋がる重要な一歩である。重要なアジェンダの多くが、町民の声を反映しつつ進んでいくことが期待される。