令和3年第2回東松山市議会定例会が開催され、議案や請願が審議された。
本定例会では議案第50号から議案第60号までの一括議題が取り上げられ、審議の結果、ほとんどの議案が全員賛成で可決される運びとなった。特に、議案第50号の「東松山市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例」は、行政手続きにおける押印を廃止することが議論された。総務常任委員会の石井祐一委員長は、「行政手続において市民の負担軽減が目的であり、他の本人確認方法がある場合には、押印を求める必要はない」と述べ、この改正が通過した。
さらに、請願第1号が議題となり、大気中のCO2削減や再生可能エネルギーの導入拡大を求める意見書の提出が提案された。この請願において、浜田敦子経済建設常任委員長は、「再生可能エネルギーの主力電源への取り組みが急務であり、脱炭素社会を目指すべき」と強調し、全員賛成により採択された。
また、議案第62号、63号に関しては、双方とも直ちに質疑が行われ、採決の結果、全員賛成で可決された。特に第62号の市道路線廃止に関する議案は、都幾川の河川改修に伴うもので、譲渡金額や関連事項についても詳細な質疑が行われた。
その後、埼玉県都市競艇組合議会議員や比企広域市町村圏組合議会議員の辞任が相次ぎ、辞任の申出が承認され、対代議員選挙が行われた。新たに議員が選任されることで、議会の運営がスムーズに進むことが期待される。
最終的に、全議題の審議が終了し、市長の森田光一氏より感謝の意が表され、閉会が宣告された。議長の関口武雄氏は、出席した議員に感謝の意を伝え、令和3年第2回定例会を締めくくった。