令和6年第1回東松山市議会定例会が3月5日に開かれた。議会では、提案された議案に対し、質疑や討論が行われた。
まず、米山真澄議員が比企広域市町村圏組合議会の結果報告を行った。議案第1号から第12号の質疑では、質疑が行われず、直ちに採決がなされることに同意が得られた。その結果、これらの議案は全て原案どおり議決された。
続いて、吉澤勲氏が教育長に任命同意を受けたことに対し、代表として議会に感謝の意を示した。さらに、市民病院の業務に関する議案が提出され、質疑が進められた。特に、気候変動対策を求める請願第1号においては、脱炭素社会の実現を目指す活動への協力が求められ、議員より適切な対応を期待する声が上がった。
一方で、市長提出の追加議案についての質疑も行われ、特に補正予算の内容が詳しく説明された。補正予算は3,304万2,000円を追加し、合計375億1,536万7,000円恒久的予算を確保することが提案された。議案第44号から第48号も質疑が行われず、そのまま付託の運びとなった。
参加議員は21名で欠席はなかった。また、今回の定例会では新たに農業委員会メンバーの任命同意もなされた。新委員が農業発展への貢献を述べる場面も見られ、今後の取り組みへの期待が高まった。議会運営はスムーズに進行し、議席の空きも見られなかったことから、参加者全員の協力体制が伺えた。
定例会は今後も続き、様々な議論や決議が期待される。この会議を通じて、地域の課題解決に向けた意見交換が行われることにより、市民生活が向上することが至上命題である。次回、3月11日の本会議では一般質問が行われる予定で、議場にはまた新たな議論の火花が散ることが予想されている。