令和元年第3回東松山市議会定例会が開催された。この会議では、会期の決定や市長提出の議案についての説明が行われる。
議会運営委員会の藤田武彦議長は会期を本日から6月25日までの22日間と決定したと報告した。議会運営委員長の斎藤雅男議員は、提出された報告7件、議案17件、請願2件について慎重に審査した結果を説明した。
また、市長の森田光一市長は東松山ぼたん園の入園状況を報告した。本年の有料期間中に1万2,278人が訪れ、前年よりも2,275人増加したとのことだ。入園料収入は584万5600円に上り、増加傾向が伺える。
議案については、報告第4号から第9号までが示され、各議案の詳細な説明が行われた。例えば、議案第37号として森林環境基金条例制定が提案され、環境税を活用した事業の財源にする方針が示された。これにより、市民の積極的な参加が期待される。
議案第38号では手話言語条例の制定が提案され、障害者に配慮した地域づくりを目指す内容が紹介された。同様に議案第39号では新たに農林公園の整備計画が示され、観光と農業の振興を図る取り組みが説明された。
議案第40号から第44号までの改正案も維持され、消費税率引き上げに伴う各種条例の改正が必要とされた。具体的には、介護保険や福祉に関する条例の一部改正が取り上げられ、低所得者層への支援強化が求められる。
会議終盤では、議案第51号が令和元年度の一般会計補正予算についての詳細を発表した。歳入歳出の総額が309億6,345万円に上る見込みであり、具体的な施策が市民生活への影響を与えることが想定される。これに関連して、議案第52号の介護保険特別会計に関する補正予算も承認された。
最後に、福田武彦議長が次回の会議日程を提示した後、散会が宣言された。