令和3年12月14日に開催された東松山市議会定例会では、市政に対する一般質問が行われた。
議員は、まちづくりの一環として放映が迫る大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に関する取り組みについて質問を提起し、その推進のための予算の見直しの必要性を訴えた。特に、観光協会との連携を深め、区域ごとの歴史資源を生かしたアプローチについて強調した。
また、商工業振興に関する議論では、東松山駅東口における商業ビルの利用状況について言及され、テナントの活用を促すための施策が求められた。議員は、現在の空き状況についてのデータを挙げ、活性化のための具体的な方策を推進することの重要性を訴えた。特に、地元の経済回復に向けた取り組みに対し、商工観光課のさらなる関与と支援を呼びかけた。
教育長によると、教育現場ではタブレット端末の活用が進み、授業の質を向上させるための工夫が続けられているという。特に、子どもたち一人ひとりの考えを重視し、個別の意見交換が行われるようになった。また、教員の長時間労働問題についても市としての取り組みが強調され、業務改善に向けた方策が示された。
最後に、スリーデーマーチの開催に関する報告では、コロナ禍における人数制限や交通渋滞の問題など、参加者の安全を考慮した運営が行われていることが認識され、地域のイベント活性化に向けた努力が評価された。
全体を通して、地域の特性を生かしたまちづくりや市民への情報提供、参加促進策が議論され、今後の具体的な施策が期待される内容となった。