令和4年第4回東松山市議会定例会の一般質問が行われ、地域コミュニティや教育、公共交通など、様々な課題が議論されました。
特に関心が寄せられたのは、防災行政についてです。岡村行雄議員は、野本地区の避難所について市の避難情報に関する周知を求めました。中嶋和則市民生活部長は、地域外の指定避難所も含めた避難方法の啓発が重要であると述べました。また、最近の大雨時における避難所開設の遅れについても言及され、今後の改善策を求める声が上がりました。
一方、教育行政についても活発な議論がありました。岡村行雄議員は、地域の学校の適正規模について取り上げ、少人数学級のメリットを強調しました。教育長の吉澤勲氏は、各地区での意見交換会を行った結果、地域によって異なる学習環境への要望が反映されていると説明しました。
また、地域公共交通の再構築も重要なテーマでした。市では地域公共交通計画の策定を進めており、公共交通の利用状況や市民の要望を把握するためのアンケートが実施されました。市民生活部長の中嶋和則氏は、この計画を通じてより効率的な公共交通ネットワークの構築を目指すと応えました。
最後に、投票済証明書の発行に関する説明がありました。市は証明書を発行しており、投票を行った証明として市民に利用してもらえるよう努力しています。これに加えて、他の自治体の取り組みを参考にしながら、証明書のデザインの見直しも検討されるといいます。
市議会では今後も、市民の声を基にした行政運営を進め、地域の発展に寄与する議論が継続されています。