令和元年第5回東松山市議会定例会が開催された。
議長の福田武彦氏が開会を宣言し、台風19号での犠牲者に対する弔意を表明した。その後、今期定例会が22日間に決定されたことが報告され、会期の設定が了承された。
市長の森田光一氏が今期の提出議案について説明を行った。今回提案された議案は合計で23件にのぼり、特に台風19号の被害による補正予算が焦点となった。山口和彦政策財政部長は、議案第75号である一般会計補正予算について詳しい内容を述べ、具体的には12億8,936万1,000円の増額が報告された。これは、被災者への支援や復旧に必要な経費を賄うものであり、台風に関する請求が高まる中、緊急性が求められている。
また、議案第94号と第95号は、新たな人事制度に関する内容を含む条例改正及びそれに伴う補正予算であり、職員の給料や手当の調整が含まれ、これにより総額1,638万9,000円の増額が必要となるという。
さらに、議員による提案として「台風第19号被害に係る災害対策及び支援を求める意見書」が紹介され、被災地域への国の強力な支援が必要である旨が伝えられた。具体的な支援項目が挙げられ、特に被災者の生活再建や公共施設の早期復旧が求められている。
全体として、復旧に向けた具体的な措置が求められる状況下、議会がその役割を果たすことが期待されている。議会の活動は、被災地の生活再建に向けて市民とともに取り組む姿勢を示していた。
定例会は、今後も市民生活の安全を最優先に進められると、出席した議員らからも意見が寄せられた。