令和元年第4回東松山市議会定例会が9月2日に開会した。今回の定例会では、会期が本日から9月26日までの25日間と決定された。
本会議では、市長が提案した議案の詳細について説明が行われた。市長の森田光一氏は、今期定例会では人事議案1件、条例等の一般議案7件、予算議案5件、決算議案8件が提案されていることを明らかにした。
特に、議案第61号においては、一般会計補正予算が提案されており、歳入歳出予算の総額に約11億4,306万円を追加する内容になっている。この補正により予算総額は321億4,062万3,000円となる。
また、監査委員の決算等審査意見も報告された。冨永久夫監査委員は、一般会計と特別会計の決算額について、歳入決算が518億5,266万9,890円で、前年と比べて4.5%減少したと報告した。歳出決算は494億547万3,867円で、こちらも4.2%の減少となっている。
他に、議案第56号では家庭的保育事業に関する基準の改正が報告され、児童福祉法の改正に伴う必要な変更が行われる予定である。これにより、保育事業の運営基準がさらなる充実を図ることとなる。議案第59号では、印鑑条例の改正において、旧氏の取り扱いについての整備が行われる。
今後のスケジュールでは、9月9日に議案に対する質疑や委員会への付託が行われ、各委員会では提出された案件の審査が始まる予定である。議会は、その後も引き続き市政に対する一般質問を行い、住民に対する透明性のある議会運営を進めることが期待されている。