令和元年12月6日、東松山市議会では第5回定例会が開催され、複数の議案が審議されました。特に議案第76号の質疑が注目され、多くの議員が意見を交わしました。
この議案では、東松山市会計年度任用職員の報酬等に関する条例の制定が提案されました。村田文一議員がこの件について質疑を行い、移行予定の臨時、非常勤職員の人数や影響額について質問しました。新井弘総務部長は、臨時職員が326人、非常勤特別職が100人であり、影響額は約1億3,300万円に上ると答弁しました。
次に、議案第78号では、敬老祝金支給条例の一部改正が提案され、100歳に達した方のみに対して5万円を支給する変更がありました。浜田敦子議員が現行の77歳、88歳、99歳の祝金削減の理由や支給人数、総支給額について質疑し、今村浩之健康福祉部長が現行制度の変革必要性を強調しました。今回の改正により、令和2年度の総支給額は約125万円に縮減される見込みです。
さらに議案第82号については、埼玉中部資源循環組合の解散及び財産処分が議題になり、米山真澄議員が解散の理由や損害賠償請求の可能性に関して質疑を展開しました。森田光一市長は、管理者の辞任が円滑な議論を妨げたとしながらも、解散の合意はしたと発言。市長は、損害賠償請求を行わない方向で考えていることを示しました。
会議の最後には、埼玉県都市競艇組合議会議員の選挙が行われ、福田武彦議長が指名されました。議員たちは今後の流れについて、共通認識を持ちつつ、それぞれの行動計画を立てることが求められるでしょう。