令和4年第2回東松山市議会定例会が6月17日に開催された。議員たちは市政に対する一般質問を通じて、市民生活や市の施策に関する重要なテーマについての議論を展開した。
特に、田中二美江議員は「給水スポットの設置について」質問し、ペットボトル削減を促進するための取組の必要性を訴えた。関根紀光環境産業部長は、市役所本庁舎に回収ボックスを設ける等の施策を紹介し、プラスチックごみ削減を推進していると説明した。議員は、さらに学校に給水機を設置することの重要性を強調し、地域の環境意識を高める必要性を指摘した。
さらに、藤倉憲議員は「こども食堂の設置状況」とその利用者数について問い、資料に基づき市の現状を報告した。特に地域コミュニティとの連携を深めるため、こども食堂の重要性を指摘し、活動が低下しないよう支援を求めた。市民生活部長は、今後も支援を続ける意思を表明し、周知の強化に努める方針を示した。
また、男女共同参画について山田部長は、啓発活動の推進を強調した。市民との積極的な連携を深めながら、意識の向上に努めるとして、特に若い世代へのアプローチを波及させる必要性を訴えた。
コロナ禍における支援についても多くの議員が意見を述べた。特に、大山義一議員は原油価格や物価高騰に伴う支援として、市が給食費の補填を行うものであることに触れた。市長も、基礎自治体として支援の充実を目指していくと述べた。
一方、障害者福祉に関する施策も重要視され、杉山聡病院事業管理者がドクターカーの導入についての考えを示した。市民病院の役割として救急体制の強化が求められ、今後の展望と課題も併せて議論された。
4時間以上にわたる議会では、代表議員たちが多岐にわたる問題について真摯に質問し、互いに情報を共有し合い、市民の期待に応えるべく政策形成に向けて活発な意見が交わされた。定例会は今後の市の施策に向けて、大切な議論の場であったといえる。