令和5年12月5日に行われた東松山市議会の定例会において、重要な議案と請願が討議された。
まず、議案第66号に関して、質疑や討論を経て採決が行われたことが記録されている。
質疑はすぐに終結し、異議なしのもとで採決が進められた。議案第67号から第97号についても同様の手続きが踏まれた。
その中で、特に注目を集めたのが請願第2号で、堀内真理子議員が提案した内容だ。請願は、脱炭素・脱原発の方針を国に求めるもので、再生可能エネルギーへの転換を求める内容が盛り込まれていた。彼女は、「気候変動による危機的状況」を指摘した上で、「2035年までに世界全体で温室効果ガスを60%削減する必要がある」と主張した。
大山義一議員は、この請願の文面に対し、適切な表現が欠けていると指摘し、議会としての審議ができないのではと懸念を示した。その中で、請願者に対する配慮の重要性も強調された。
堀内議員は、質疑応答を通じて文章中の「東松山市」の表現が不備であったことを認め、今後は文面を修正する意向を示したが、請願の審議は続かなかった。
その後、堀内議員は請願第2号の取下げを行う意向を示し、議会はこれを受け入れた。