令和5年9月29日、東松山市議会で第4回定例会が開かれた。
この日の会議では、全ての議案が原案通り可決された。
特に議案第44号から第65号までの議案は詳細な審査が行われ、事務局からの報告を受けた各常任委員会の委員長がそれぞれの経過と結果を報告した。
例えば、議案第45号では東松山市職員の特殊勤務手当に関する改正案が提案され、田中二美江総務常任委員長が「支給実績について、従来は特別支給を行っておらず、対応には注意が必要。」とする旨の報告があった。
これを受け、質疑も活発になり、その結果、全員賛成で可決された。
また、請願第1号については、「消費税インボイス制度」の見直しを求める内容で、同委員長からの報告では「この制度は中小事業者に対して大きな影響を及ぼすため、中止または延期を求める必要がある。」との意見が述べられた。
討論の中で、多数の議員が賛成意見を述べたものの、最終的に賛成多数で趣旨採択される形となった。
さらに、議員提出議案では、消費税インボイス制度に対して必要な措置を求める意見書が採択された。
この中で、特に小規模事業者に対する経過措置や支援策について議論し、国による対応の重要性が強調された。
特に、関口武雄議員は、「制度導入による負担軽減策を実行することが急務」と述べ、附帯議案の通過を支持した。
市長の挨拶では、提出された議案について慎重な審議を行い理解を深めていただいたことに感謝し、「今後も議員各位の協力を得て、地域発展のために邁進していく」との意向を示した。
最後に、本会議は午後4時43分に終了したが、今後も市政の透明性と公平性、そして市民の生活向上を目指した施策が必要とされる。