令和2年第2回東松山市議会定例会が3月6日に開会され、市政に関する一般質問が行われた。
議会では、岡村行雄議員が中心となり、教育行政やマイナンバーカードに関する質問が展開された。
特に熱中症に関する問題も取り上げられ、昨夏の状況について、健康福祉部長の今村浩之氏が回答した。
さらに、台風19号による被害についても議論があり、復旧と復興に向けた取り組みが求められた。
岡村議員は、教育行政についての質問の中で、学校訪問時に浮かび上がった問題点について言及し、新明小学校のコウモリ対策や南中学校の交差点改良の進捗状況を問うた。今村浩之部長は、コウモリ対策の進捗について、設置工事が年度内に完了する見込みと答えた。
同じく岡村議員は、マイナンバーカードについて取得率の低さを指摘し、利便性向上策を要望した。
新井弘総務部長は、県市町村職員共済組合に加入している職員の取得率を19.2%と発表したが、さらに普及を図る方策が必要との認識を示した。
続く質問では、熱中症に関し、健康福祉部長が昨年の救急搬送人数や発生場所について報告した。特に高齢者に対する注意を促し、暑さ指数を活用した取り組みを強化する方針を述べた。
また、台風19号の被害とその後の対策も議論され、復旧計画策定の必要性が再確認された。岡村議員からは、具体的な復興支援策に関しての質問が挙がり、実際に災害からの生活支援が重要であるとの意見が強調された。
最後に、神明町交差点の信号機設置についても議論があり、歩行者の安全確保に向けた要望が再提起されている。市は今後も交渉を続けるとともに、信号機設置に向けた動きが活発になることが期待される。
議会は一旦休憩し、次回3月9日の本会議では、更なる一般質問が予定されている。