令和元年第4回東松山市議会定例会が開かれ、議案が可決された。他に議員提出の議案や市長の挨拶が行われる中で、各議案の進捗について説明があった。
議事は、議案第54号から第65号までは、各常任委員会で審査の結果が報告され、質疑や討論を経て全員賛成で可決された。特に議案第61号では、幼児教育・保育の無償化に関連する予算が約1億4,700万円増加し、歳出の関係が質疑された。関口武雄総務常任委員長は「約700万円の市の負担が軽減される」と説明し、具体的な使途については今後の財政状況を考慮するとの見解を示した。
議員からの報告では、鈴木健一議員が比企広域市町村圏組合議会の結果を述べた。報告の中で14件の議案が提案され、そのほとんどが全員の賛成を得て原案通り可決された経緯が語られた。特に補正予算が多く議題に上り、市民生活に直結する事業が確認された。
また、議員提出議案第3号は、天皇陛下の御即位を祝うものであり、段階的に賛同が得られ速やかに可決される運びとなった。この賀詞奉呈は議会としての公式な意見表明として受け取られ、市民の期待が寄せられている。
市長の森田光一氏は、議会の審議に感謝を示すとともに、議会からの意見をもとに市政を推進していく意向を明らかにした。今後、各議案に基づき市が実施する施策が、市民生活に益をもたらすことが期待されている。定例会は無事に閉会を迎え、出席した議員らは会議の成果を実感し、閉会後の議案実施に向けた準備を進める考えでいる。