令和2年第5回東松山市議会定例会が12月3日、開催された。
本会議では、議案第71号から議案第88号及び90号から96号にかかる質疑と討論が行われた。
本日は、主要な議案や請願が取り上げられ、出席議員は真剣な質疑や意見交換を展開した。
まず、議案第71号の質疑では、石井祐一議員が「第五次東松山市総合計画後期基本計画について質疑する。」と語った。
この議案は、まちづくりにおける市民・事業者・行政の役割を強調し、自助、共助、公助の関係を説明している。
ちなみに、森田市長は、「市民による見守りや各種サポートを含めた地域全体で支える福祉を実現に向けた取組を引き続き推進します。」と発言し、地域での柔軟な対応が求められていることを示した。
また、学校教育の充実についても、議題にのぼった。
具体的には、全国学力・学習状況調査における目標未達の原因や、教員の支援体制について質問が提出された。
中村幸一教育長は、「基礎的な知識技能の定着に一定の成果が見られた反面、要点のまとめや、説明力の面で課題が残った。」と分析した。
さらに、議案第79号についても質疑が行われた。
これは、東松山市化石と自然の体験館の指定管理者の指定をテーマにしており、蓮見節議員がその運営計画を問うた。
原徹都市整備部長は、「知識、経験豊富な公立博物館館長を予定」と述べ、教育面でも問題がないことを強調した。
さらに、請願第3号についても重要な議論が繰り広げられた。
斎藤雅男議員が「オンライン授業」の実施を求める請願を説明し、この新たな教育形態が必要である理由を説いた。
彼は、「新型コロナウイルス感染症の影響で児童生徒の教育環境を確保することが急務である。」と強調した。
会議は無事に終結し、議論の結果は各所管の委員会に付託された。
また、次回の定例会は、一般質問が行われる予定である。