令和3年6月18日、東松山市議会は定例会を開催し、主にワクチン接種に関わる議論が行われた。ワクチン接種については、鈴木健一議員が現在の進捗状況を問い、今村浩之健康福祉部長が高齢者向け接種の実施状況を報告した。市では65歳以上の高齢者に対して、個別接種や集団接種が進行中であり、1回目の接種は31%完了している。
鈴木議員は、今後の接種券の発送や、小中学生の接種について質問し、その答弁の中で国の動向に依存しつつも、基礎疾患の有無や従事者への接種が重要であると強調された。また、職域接種に関しても言及し、教職員等一丸となっての対応が求められた。
その後、市民病院に関する議論が展開された。大山義一議員が今後の市民病院の体制強化や特別支援教育の現状を踏まえ、適正な教員配置や教育環境の整備に言及し、調査・改善の重要性を述べた。新型コロナウイルスの影響を受ける中、児童への配慮や教育現場の支援が不可欠である。
さらに、デマンドタクシーや公共交通の充実についても議論され、安藤和俊議員が具体的な改善案を提示。地域要望として、横断歩道の安全確保や公園の案内看板設置についても意見が交わされ、全体として高齢者や地域住民に寄り添った施策の強化が求められる結果となった。