令和2年第4回東松山市議会定例会が9月25日、開催された。今回は主に災害廃棄物処理や道路行政、公文書管理についての議論が中心となった。
特に災害廃棄物処理計画に関しては、関口武雄議員の発言が注目される。関口議員は「令和元年の東日本台風によって生じた災害廃棄物の量は推計2万2,410トンであった」と指摘した。さらに、環境産業部長の関根氏がこの廃棄物処理に関する実績を報告し、特に市内クリーンセンターでの処理量について言及した。この議論は、今後の災害に対する備えの重要性を再確認する内容であった。
道路行政についても重要な議題として取り上げられた。議会では「舗装化率57.7%の現状を踏まえて、未舗装道路の優先順位をどのように決定するか」が問われた。建設部長の笠原氏は「利用者が多い路線を優先としている」との方針を示したが、その詳細についてさらなる説明が求められた。
公文書管理に関する発言も数多く見られた。特に、外部からの指摘や透明性の重要性が強調された。市は正式な文書取扱規程を設け、この管理の重要性を改めて認識する場を設けたことが報告された。また、教育や公共の資源の適切な管理と活用が求められている。
更に、この議会では、地域福祉活動計画や災害時のボランティア活動についても触れられた。市長からは、様々なボランティア活動に感謝の意を表する趣旨の発言があり、現行のボランティア体制の強化に向けた取り組みも示唆された。