令和3年3月8日、東松山市議会第1回定例会が開催された。名誉ある議場で、複数の議員が市政に関する一般質問を行った。発言の中で、特に観光振興、産業促進、子育て支援の三つが重要な焦点となった。特に、堀越博文議員は新型コロナウイルスの影響を考慮しながら後期基本計画における観光振興について質問した。
堀越博文議員は、観光振興の必要性を強調し、森田光一市長は、「観光振興に向けての取組は進行中です」と答えた。市内の観光リソースを最大限に活かす施策が展開されている。その中には農林公園や都市公園のリニューアルがあり、観光客数の増加が成果として現れている。
また、堀越議員は産業観光についても言及し、新規企業の誘致による雇用創出や税収向上の成果を問うた。市長は、「がんばる企業応援条例のおかげで、一定の成果を上げています」と説明した。特に、令和元年度における企業誘致数の報告があり、新たに年1000人の雇用が見込まれることが示された。
さらに、子育て支援においては、堀越議員が保育園の増設と子育て世代包括支援センターの活動状況を確認し、待機児童の減少についても言及した。森田市長は、「待機児童数は減少傾向にあるが、さらなる支援も必要です」と述べ、今後の施策を強調した。
また、関口武雄議員は、エコタウンプロジェクトについて質問した。市内の各種活動の中で再生可能エネルギーに貢献することが求められており、今後も積極的に取組を継続していく考えが示された。特に災害時の水道管の維持管理に関する問題も提起され、官民連携での取り組みの重要性が再確認された。
その後、高田正人議員からは市長及び議員による意見があり、多くの課題が議論された。特に、市民病院の役割や、ペットの避難所受け入れを含む災害時の対応が取り上げられ、具体的な改善案が模索された。今回の会議では、市政運営における重要なテーマが広範囲にわたり議論され、具体的な計画が立案されることを期待している。
今後も市議会の活動を注視し、市民が安心して暮らせる街づくりに向けた努力が続いていくことが求められる。