令和3年第4回東松山市議会定例会の8日目が、12月6日に開催され、議案の審議や請願に関する質疑が行われた。
この日の会議では、議案第88号と89号の質疑が行われ、いずれも異議なく承認された。議案第88号は人事案件であり、迅速な採決が求められた。
続いて、議案第90号から第100号、及び議案第102号について質疑が行われたが、参加者からの質問は見られなかった。特に議案第92号では、未就学児を対象にした健康保険税の減額が取り上げられた。
石井祐一議員による質疑の中で、改正の背景として、子育て世帯の負担軽減が目的であることが強調された。今村浩之健康福祉部長は、未就学児がいる254世帯が今回の減額の対象になり、総額は約400万円になるとの試算を示した。
さらに、請願第2号は蓮見節議員から提案され、全国一律最低賃金制度の実現を求める内容であった。蓮見議員は、賃金の地域間格差や、経済の活性化に向けた必要性を訴えた。請願に対する質疑も行われ、その重要性が確認された。
会議では、埼玉県都市競艇組合議会議員として関口武雄議長が選出された。議長は選挙の方法として指名推選を提案し、異議なしと認められた。これに伴い、関口議長が当選した。
今後の予定として、12月10日に市政に対する一般質問が行われることが報告された。議会は各委員会での案件審査を経て、次回への準備が進んでいる。本日はすべての日程が終了し、会議は散会となった。