令和元年12月13日、東松山市議会は第5回定例会を開催した。
本会議では、各議員から市政に対する一般質問が行われ、多くの重要な課題が浮上した。特に注目されたのは、台風19号による被害とその対策についての質問であり、被害を受けた方々への支援や今後の防災対策に関する発言が多かった。
田中二美江議員は、被災された市民に心を寄せるとともに、まるごとまちごとハザードマップの重要性を訴えた。彼女は、特に最近の豪雨の影響で避難情報が伝わらなかった事例を紹介。住民の避難行動を促す必要性を強調し、副市長に対し積極的な実施を求めた。
さらに、南中学校での合唱祭に関する質問もあった。教育長は、当初の判断について説明したが、批判的な意見も少なくなく、多くの議員が災害時の判断の重要性を指摘した。
また、避難所のあり方についても論議が交わされた。避難所では、要配慮者の受け入れができなかった事例があり、福祉避難所の早期開設の必要性が言及され、坂本俊夫議員は、検証を通して地域住民のニーズに合った改善を求めた。
このように、法令遵守や地域の声を基にしたより具体的な防災体制の確立、避難所運営における意識の向上が求められている。議員たちの質問を通じて、地域の実情に見合った支援の充実が必要との認識が強まった。
最終的に、今年の業務に影響を与えたことから、今後の災害に備えた再検討が進められることが期待される。市は次なる災害に対する備えを充実させ、住民の安心・安全のために、迅速かつ適切な対応が求められていることが再認識された。