令和2年第4回東松山市議会定例会では、市政に対する一般質問が行われた。
議会では、岡村行雄議員が市の新型コロナウイルス対策について挙げ、その影響で変化した市民生活や医療体制について質問を行った。
岡村議員は、浸水被害や新型コロナウイルスによる影響を受けた市民について存在する問題点を挙げた。特に、体調不良者用の避難手順や感染者の搬送ルールについて、市長及び担当部長から詳しい説明がなされた。
市長の森田光一氏は、救急搬送について、体調が悪化した場合や自宅療養中の感染者に関して保健所が関与することを強調。その中で、消防の役割と感染症関連の患者搬送業務の協力体制についても説明した。
さらに、教育環境においては、教育長の中村幸一氏から、学校における新型コロナウイルスに対応するための感染防止策やその実施状況についての報告があった。中村氏は、特に教育現場でのソーシャルディスタンスをどのように確保しているかについて触れ、教員や子どもたちの安全を最優先とした施策が進められていると述べた。
防犯カメラについても話題となり、市内には157台が設置されていることが報告された。市民の安全を守るため、今後のカメラ設置の拡充が期待される。また、土砂災害警戒区域においては、最大49か所が指定されている。これらの場所での防止策が今後求められるだろう。
最後に、高田正人議員は、特別定額給付金の状況を報告し、当市が迅速に対応したことに感謝を述べた。特に、申請者数が99.6%に達し、市民への支援が適切に実施されたと強調した。今後の経済再生への期待も述べられた。
やはり新型コロナウイルスの影響を感じる中で、議会の各所で特に注目された点は、いかに市民の安全を守り、迅速な情報提供と支援ができるかであった。