令和3年第3回日高市議会定例会が開かれ、数々の重要議案が審議された。
主な議題として、令和2年度の一般会計歳入歳出決算、国民健康保険特別会計歳入歳出決算、後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、介護保険特別会計歳入歳出決算などが取り上げられた。議長の大澤博行議員は、最初に開会を宣言し、全議員が出席していることを確認した。
決算特別委員長の和田貴弘議員は、各議案について成果や課題を報告し、特に新型コロナウイルス関連の影響についての質疑が多く交わされた。歳入に関しては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金やふるさと納税に関する質問があり、執行部からは詳細な説明があった。
議案第34号、一般会計歳入歳出決算の認定に関しては全員一致で認定されたが、議案第35号、国民健康保険特別会計では反対討論が交わされ、賛成多数で認定された。また、後期高齢者医療事業や介護保険特別会計についても、討論があり、一定の賛成意見が示された後に採決が行われた。
市長の谷ケ﨑照雄氏は、開会後の挨拶で新型コロナウイルス対応について言及し、接種状況や市民への協力を再度呼び掛けた。さらに、移住・定住促進についての施策を強調し、地域の魅力をPRする活動を行っていると報告した。
閉会にあたり、議長は再度議員に感謝の意を示し、日高市民のために尽力するようと呼びかけた。本定例会を通じて、日高市の未来を見据えた健全な財政運営が期待される。