令和6年第3回日高市議会定例会が開かれ、主要な議案が審議された。特に、令和6年度の日高市一般会計補正予算に関する議案は重要な課題となった。
今回、提出された議案のうち、議案第34号は、国民健康保険特別会計繰出事務を含む内容であり、システム改修費が計上されている。具体的には、マイナンバーカードと健康保険証の統合に向けたものであり、「疾病予防など市民生活に直結する支援対策であり、実施するべきである」と賛成討論を行った森崎成喜議員は強調した。
一方で、ビジュアルにマイナン保険証移行の準備が十分でないとの意見もあった。佐藤真議員は、医療機関での利用率が低い現状を引用し、「急いで進めることは無理がある」と述べた。議論の末、議案第34号は賛成多数で可決され、次の議案第35号も同様に多くの賛成を得たが、依然として不安の声が上がった。
また、日高市税条例や都市計画税条例の改正案も議論されたが、質疑応答はなくスムーズに可決。一方、厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書案については賛否が分かれた。反対討論に立った城所美奈子議員は、「議員自らの待遇を良くしたいと受け取られる」と批判した。これに対し、大澤博行議員は、国民の多様な参加を促進する意義を訴えた。意見書案は、多数決で可決された。
最後に、市の政策提言や新たな施策について市長から挨拶があり、多くの報告がなされた。特に、消防操法大会での優勝や海外留学疑似体験事業について詳細が述べられ、市民生活に寄与する計画が強調された。議会は再び活動を開かれるまで、閉会の運びとなった。