令和6年第1回定例会が3月7日に開催され、日高市では複数の重要な課題が討議された。
最初に挙げられたのは、道の駅の開設を巡る問題である。金子博議員は、道の駅の開設が地域活性化に寄与する可能性を指摘し、具体的な開設計画について市の対応を求めた。市民生活部長の渋谷氏は、道の駅が地域の魅力を発信し、さらには防災拠点としての役割も期待されていると述べた。しかし、設置には多額の費用が見込まれるため、慎重な検討が必要とのことであった。
次に日高総合公園の活用について議論された。入場者数が増加している同公園では、さらなる集客を図るため、新たな施設の設置が求められている。鈴木健夫議員は、アスレチック施設やキャンプ場の設置を提案し、より多くの市民が訪れることに期待を寄せた。杉山都市整備部長は、既存の施設の利活用促進とあわせて、駐車場の整備なども進めていると回答した。さらに、日高市が都市公園の魅力を発信し、地域のニーズに応えるよう努めていると強調した。
また、教育委員会や市民参加のあり方も議題に上がった。近藤沙織議員は、市民参加の実情や課題を指摘し、職員の理解を深める必要性があると主張した。相磯総務部長は、職員向けのガイドラインの策定を進めていることを伝え、今後市民参加を促進するための施策について検討が続く旨を説明した。市民提案制度についても言及され、提案に対する回答の重要性が指摘された。
さらに、鳥獣被害に関しても質疑が挙がり、猟友会との連携や新たな捕獲手法の導入が求められた。加藤将伍議員は、特定外来生物の捕獲従事者の研修について、日高市でも実施する考えを示すべきと提案した。
最後に、令和6年度の一般会計補正予算が議題に上がり、金子副市長は、選挙関連の経費などの詳細を説明した。予算案の詳細は次回の会議で討議されることが予定されている。