令和元年第2回日高市議会臨時会が開催された。
議会の多くの議題が審議され、新たな議長として山田一繁議員が選出された。山田議員は、任命後まず経済支援を目的とするプレミアム付商品券事業を巡る議案を中心に議論が進行した。
市長の谷ケ崎照雄氏は、議会開会挨拶で市民の支持と信託を受けた議員の活動を称え、議会運営における協力を求めた。特に、令和元年度日高市一般会計補正予算については、消費税の引き上げに対応するため、プレミアム付商品券の発行を通じて地域の消費を促進する意義を強調した。
一方で、議員からは経費の多さや効果について疑問視する意見も上がった。田中まどか議員は消費喚起策としての有効性を疑問視し、現金の配布の方が効果的との主張を展開した。これに対し、総合政策部長の関口正明氏は、商品の購入を促すための環境整備を整えたと回答した。
さらに、議案第31号から第33号までの専決処分に関する議論も担われ、市の税制改正などの緊急性を訴求しつつ、一括して承認された。これにより、低所得者対策や子育て支援について取り組む姿勢が伺えた。
議会運営に関する重要な役割を果たす議会運営委員会の選任も行われ、吉本新司議員が委員長に、森崎成喜議員が副委員長に選出された。これにより、議会のスムーズな運営が期待される。