令和2年第1回日高市議会定例会が開催され、重要な議案が次々と可決された。
特に注目を集めたのは国民健康保険特別会計予算である。総務福祉常任委員長の橋本利弘議員は「議案第6号の令和2年度国民健康保険予算は、被保険者数の減少を反映しつつも、医療費増への対応が求められる状況である」と説明した。
議案第8号の介護保険特別会計予算においては、昨年より3億3,188万5,000円の増加が見込まれるとされ、要介護認定者数も増加傾向にあるとのことだ。サみ木伸也議員は「増加する介護ニーズに応えるべく、予算の確保が不可欠である」と意見を述べた。
また、日高市の財政状況に鑑み、議案第18号の国民健康保険税条例改正についても賛否が分かれた。佐藤真議員は「国からの圧力により市民に負担を押し付ける形になっており、反対の立場で討論する」と語った。
閉会の際、市長谷ケ崎照雄氏は「議会における慎重な審議に感謝し、今後とも市政の発展に向けて努力していく」と述べ、引き続き市民とのコミュニケーションの重要性を強調した。今後の市政運営に注視が求められる状況である。