令和5年第1回定例会において、日高市の交通安全対策や自転車駐車場の利用状況、公共施設での学習エリアの充実に関する議論が行われた。
特に、交通安全に関しては、3番の三木伸也議員が質問を行い、事故の防止策が議論された。三木議員は、2019年に大津市で発生した事故を引き合いに、日高市の交通安全の取り組みを求めた。また、日高団地内の危険な交通箇所を挙げ、対策を求めた。
相磯総務部長は、交通安全対策として、歩行者と車両の進入防止策を強調し、数箇所の交差点にて実施した改良工事について説明した。これにより、危険な交差点の安全性が向上したと述べた。さらに、通学路の安全点検も行われており、学校及び地域社会と連携を図っていると述べた。
次に、松尾議員が駅周辺の自転車駐車場について質問した。日高市には4つの駅があり、各駅の自転車駐車場の利用状況が報告された。高麗川駅では駐車場が満車になる例が多く、利用者が多いため改善策を提示した。相磯部長は、自転車駐車場の収容台数を増やす方針を示し、無料の駐輪場の設置を提案した。
また、公共施設の学習エリアの充実についても議論があった。国分教育部長が、日高市立図書館の利用状況と問題点について説明し、学習スペースの拡充が必要であると強調した。図書館の閲覧席の使用率が高いことが明らかになり、そのためにより多くの学習スペースが求められているとの認識を示した。市民生活の向上のため、地域全体で学習支援を充実させる必要性が強調された。
このように、今回の定例会では、日高市における交通安全対策、自転車利用の推進、公共施設の改善が重要なテーマとして浮かび上がった。これらの議論を受け、市は引き続き市民の安全と居住環境の向上に向けて取り組んでいく方針を示している。