第4回定例会が令和2年9月10日に開催され、教育部関係や公共施設の再編計画などが主な議題として取り上げられた。
特に教育部において、新型コロナウイルスの影響に対する対策が重要視された。金子博議員は、コロナ禍における学校教育の対応について質問し、教育部参事の秋馬氏は、「保護者への家庭学習支援を通じて、全ての児童生徒の学習機会を保障するための取り組みを進めている」と述べた。さらに、学校行事の中止により、人間性の育成が疎かにならないよう、工夫したイベントの実施を促す意向を示した。
また、公共施設再編計画に関しては、大野福祉子ども部長が新高萩公民館の建設進捗について報告した。公民館の概要設計については77名から意見を集め、それに基づく改善案が浮上していることも述べられ、地域の総意を反映した設計が進められているとのことである。「新公民館は地域の人々が交流できる場として重要な役割を果たす」と強調された。
さらに、都市整備部関係では市道幹線16号の整備について、関口都市整備部長が現状の交通量増加と道路劣化に関する意見を報告。大型車両の通行増加により道路が傷んでいることに対し、今後の整備計画を告げた。市としては、道路整備や住環境の安全確保を引き続き進めていくことが確認された。
続いて、マイナンバーカードについての問答もあった。市民生活部長の相磯氏は、「現在の交付率は17.5%で、マイナポイント事業や新規手続き支援を通じてさらなる普及を目指している」と述べた。特設窓口設置の可能性についても言及され、様々な施策を同時展開していくことが強調された。
新型コロナウイルスに関しても、健康推進部長が対応を説明し、施設内での感染症対策に力を入れていると述べた。市民への適切な情報提供も今後の重要課題として挙げられ、留意していく方針が示された。