第1回定例会が令和5年3月9日に行われた。
この会議では、一般質問を通じて様々な重要なテーマが取り上げられました。特に高齢者への助成及び補助事業についての稲浦巖議員の質問が多くの関心を集めました。稲浦議員は、日本の高齢化社会における現状と課題について深く掘り下げ、高齢者が地域で安心して暮らせるようにするための施策の必要性を訴えました。現時点で高齢者支援策として市が実施している施策について、健康推進部長の林政男氏は具体的に説明し、肺がんや生活習慣病予防のための無料検診や助成金制度について言及しました。
特に注目されたのは、高齢者のための移動手段確保と、孤立を防ぐための支援対策でした。稲浦議員は、交通の便が悪い地域に住む高齢者への支援について問及し、デマンド交通を運行する自治会への支援強化を提案しました。林部長は、自治会との協力体制を引き続き強化し、地域自らの支援を促進していく姿勢を示しました。
また、空き家対策を巡り、都市整備部の杉山一博部長が空き家数量増加の進行に対する具体的な取り組みを説明しました。特に空き家等対策の推進に関する特別措置法を義務化し、適切な管理や利活用を促進する方策を詳細に述べました。
さらに、教育委員会関係の質問では、今後の地域で必要な人権教育についても言及され、教育部参事の長嶋氏は、特に小中学生に対する人権教育の重要性を強調しました。小中一貫の教育として人権尊重を促進する方法について議論が交わされました。
まさに、日高市として次代を担う子どもたちを育てる環境づくりが求められています。市民との協力連携の必要性も強調される中、稲浦議員は市民の声を反映した施策の実施へ期待を寄せました。
市として、このような取り組みが今後どのように展開されるのか、引き続き注目が集まります。