令和元年第6回日高市議会の定例会が12月16日に開催され、重要な議案が審議された。
多くの予算案と条例改正が議題となり、いずれも原案通りに可決された。
この中で、特に国民健康保険特別会計の補正予算が討論され、医療費の増加に伴う必要性が述べられた。議案第62号は、普通交付金の増額と関連していると報告された。
また、特別職である市長及び副市長の期末手当引き上げについても具体的な質疑が行われた。教育長の給与等の条例改正も含まれた予算案が全て全員一致で可決された。市長から提案された期末手当引き上げの理由は、人事院勧告を根拠とし、一般職の職員の給与改定と合わせて行うというものであった。これに対し、田中まどか議員は強く反対の立場を示し、特別職の期末手当引き上げにおける説得力を持たないとの意見を述べた。加えて、今後の財政課題に対する市民の理解も得られるか疑問を呈した。
日高市子ども医療費支給条例についての改正案は、支給対象者の条件を明確化し、より多くの子どもたちにメリットをもたらすものとされ、これも全員一致で可決された。
さらに、市の空き家問題と水道事業に関連する条例案も審議され、議会はそれぞれの必要性を認識していることを確認した。出席した議員たちは市の財政健全化と市民サービス向上に向け、引き続き慎重な審議を進めることを誓った。最後に市長からの感謝の挨拶で会議が締めくくられた。