令和2年第3回鳩山町議会定例会が9月1日に開会した。この会議では、町長の小峰孝雄氏が所信表明を行い、今後の施策について述べた。
小峰町長は、これまでの施策を継続しやすい地域社会の実現を目指すとし、特に健康で安心して暮らせるまちづくりを重要視する意向を示した。また、デマンドタクシーの導入や企業誘致の推進も継続して行うと述べた。更に、交通事故死亡者ゼロの継続や犯罪のない安心なまちの構築を目指すと強調した。
この定例会では、会期が9月1日から9月11日までの11日間と決定されたことも報告された。議長の石井計次氏は、出席議員が全員であり、定足数を達成していることを確認した。この定例会における議案は、条例の制定や管理者の指定に関するもので、総数で22件に上る。また、一般質問を通じて町民の声を反映させる姿勢も強調された。
小峰町長は、新型コロナウイルスの影響を受けた市民への経済支援策についても言及し、健康長寿のまちの実現に向けた方針を示した。この中で、健康長寿優秀市町村として表彰されたことが報告され、支援金として500万円の交付を受け取ることも伝えられた。
さらに、議案として挙げられたのは、職員の特殊勤務手当の改正を含む議案や、町道の舗装工事に関する契約の変更に関する議案などだ。特に、財政状況を鑑みた強い財政運営が求められる現状を踏まえた議論が進むことが期待される。このように、鳩山町議会では、町民の生活を守るための施策や、新型コロナウイルスに関連する対応策が優先され、堅実な町政運営が進められることに、議員たちの注目が集まった。