令和元年第4回飯能市議会定例会が11月29日に開会した。
この定例会では、会期が本日から12月13日までの15日間と決定された。議長の平沼弘議員により会期が承認され、出席議員19名によって議事が進められた。
議会運営委員会の報告では、議案第80号から第102号までが常任委員会に付託されることが確認された。最終日には任期満了に伴う埼玉県都市競艇組合議会議員の選挙も行われることが決まった。議長は、議会運営委員長である野口和彦議員の報告を受け、出席議員の協力を求める姿勢を示した。
市長の大久保勝氏は、開会にあたって挨拶し、先の台風第19号による被害に対する支援に言及した。大久保市長は、被災者への相談窓口を開設し、多様な支援に取り組む姿勢を強調した。加えて、県知事との懇談を通じて、飯能市の地方創生への取り組みについても説明した。
議案の内訳では、補正予算案が複数提案されている。特に、議案第80号の専決処分の承認を求める案では、台風による土砂災害復旧に向けた経費の追加が必要とされ、歳入歳出予算にそれぞれ1億5,000万円を追加する内容が盛り込まれている。
さらに、議会には、飯能市議会議員の報酬に関する条例の一部改正案や、各種公共施設の指定管理者に関する議案も提出されている。議案の審議は、今後の会期中に行われ、原案の承認が期待されている。議長は、慎重な審議を求めると述べた。
次回の議会は、12月4日に予定されており、そこで議案に対する質疑が行われる見込みである。議会は、住民の声を反映させるため、引き続き開かれた議論を進める意向を示している。