飯能市の第4回定例会が令和3年9月22日に開催され、議員たちは市政に対する一般質問を行った。
特に、武田一宏議員がCOVID-19対策の強化を求めた。学校教育部長の平野功氏は、南部地区での教育環境改善と感染症対策の徹底について説明した。具体的には、通常授業再開において児童の体調管理を最優先していると述べ、過去の規制にもかかわらずオンライン授業も実施していると述べた。なお、登校を見合わせる場合についても出席扱いとする柔軟性を持たせていることが強調された。
さらに、元加治駅南口の開設について新井重治市長は、市民からの強い要望に応え、早急に入間市と協議中だと説明。地域利用の促進や観光振興が期待されているが、具体的な進捗は約20年掛かるかもしれないと警戒している。
議会ではまた、アニメ「ヤマノススメ」を活用した地域振興策についても議論された。市民生活部の大野充氏は、ファンの増加へ向けた今後の活動計画について説明し、連携を進める意義を強調した。
加えて、パタソンひとみ議員は自宅療養者の支援を強化し、医療機関の負担を軽減しつつ、救済策のネットワークを形成する必要性を訴えた。市長は県と連携しながら、この問題に積極的に取り組む姿勢を示した。
このほか、金子敏江議員は、子ども医療費無償化について言及し、早急な導入を市長に求めた。新井市長は令和4年4月からの導入を公約として掲げるとし、実現に向けた協力を促した。
コミュニティ活性化と持続可能な都市づくりの観点からは、SDGsへの取り組みの一環として、教育と地域振興が相乗効果を生むことが期待されている。議会の討論を通じて、参議院の小林議員との連携の強化、地域と連携した農業振興策、さらには新たな事業の展開が求められる。
最後に、今後の施策として、議員の要望に基づき適切な対応が求められる中、どうにか市民の期待に添える施策を推進するべく市長にも回答が求められた。