令和5年第1回定例会では、様々な重要なテーマが取り上げられました。
特に、飯能市中心市街地まちづくりビジョンについての議論が活発でした。滝沢修議員は、地域の現状分析や施策受入における市民の意見を反映する重要性を強調しました。これに対し、建設部参事の木崎晃典氏は、プロジェクトチームが昨年5月から始動し、毎月調査検討を行っていることを説明しました。さらに、シンポジウムの開催が市民の関心を高める機会になるとの期待を述べました。
次に、交通安全に関する施策も注目されました。坂井悦子議員が交通安全ボランティアの日常活動を支援するための取り組みを求めたことに対し、市民生活部長は自治会保険を活用した支援状況を説明。さらに、ゾーン30プラスの拡大についても言及し、市内公共交通の安全対策を呼びかけました。
また、固定種野菜を飯能のブランドとして推進する考えも明言されました。農林部長の吉澤享君は、市内の耕作状況をふまえ、固定種や在来種の栽培拡大に向けた施策を説明。市が所有する農地の活用についても、地域の特性を生かした支援を行いたい意向を示しました。
さらに、首都圏の都市間交流についても話が及びました。ビジョンとして位置付けた中央市街地の振興策、特に若者の交流促進に意義を見出す意見が交わされ、今後の具体的施策への期待が語られました。
最後に新飯能高校の開校に向けた期待と、その地域への愛着を育む教育環境づくりを共に担っていく必要性について、学校運営への支援が重要であるとされました。市長が地域と連携し、魅力ある学校づくりを進める姿勢を見せたことにより、新校に対する期待が一層募りました。
このように、会議では多岐にわたって重要課題が議論され、市民が安心・安全で魅力ある日常を築くための継続的な努力がうかがえました。