令和4年第5回定例会が開催され、午前10時に開議された。本日は市政に対する一般質問が行われ、その中でICT活用や道路整備、公共施設等のインターネット環境整備についての質問が多く挙げられた。特に、武田一宏議員はICT利活用について強調し、飯能市の第2次地域情報化推進計画の進捗状況を問うた。企画総務部長の大野悟氏は、公共施設への公衆無線LAN設置などの成果を挙げながら、引き続きICTの利活用を進める意向を示した。
また、道路整備については、久下六道線の進捗が問われた。市の建設部参事である森田宏利氏は、計画線の決定には長期的な視点が必要であり、中心市街地の整備とも関連があると説明した。市民が実感する部分では、特に新寺バス停の周辺整備や阿須小久保線の進捗が重要視されているとのこと。この点についても、議員の関心が高かった。
加えて新型コロナウイルス感染症への対応も重要な課題で、感染者数が増加傾向にある中、自治体としての準備状況が問われた。市の健康推進部長である根岸隆君は、尿道感染症患者に対する支援や予防策について言及し、特に高齢者や障害者の方に配慮した体制構築が求められている現状を共有した。
大津力議員の質問では、ICTを活用した高齢者見守りシステムの進捗についても触れられた。福祉子ども部参事の関根浩司氏からは、システム導入の成果と方針が示された。
最後に、鳥居誠明議員はバリアフリーやユニバーサルデザイン化の重要性を強調し、障害者に優しい社会の実現に向けて、さまざまな点で改善が必要であると訴えた。市としても今後の取り組みの方針を明確化してゆく意向が示された。