令和元年第3回飯能市議会定例会が開催され、会期の決定や市長からの挨拶が行われた。
議会運営委員長の野口和彦議員は、会期を本日から9月30日までの25日間とすることを提案し、全員一致で決定された。また、会議録署名議員として砂長恒夫議員、鳥居誠明議員、加涌弘貴議員が指名された。
市長の大久保勝氏は、開会に際し、6月議会に欠席したことへの謝罪を述べ、体調が回復したことを報告した。その上で、市民サービスの向上と日本一を目指すとの意気込みを示した。特に、小中一貫校での放課後子ども教室の開設を9月9日に予定していることを強調し、産業振興についても、食のテーマパークの開設を通じて地域経済の活性化に寄与していく意向を表明した。
今回提案される議案は、合計20件で、専決処分の承認を求める議案や、条例案、補正予算案など多岐にわたる。大久保氏がこれらの内容について説明し、「慎重に審議して原案を承認してほしい」と求めた。
また、正副議長や委員長などの体制が整ったことを受け、議案第58号から77号までが一括上程され、副市長の上良二氏がそれぞれの提案理由を説明した。議員からの積極的な質疑も期待される。
議会監査委員の嶋田昇氏は、平成30年度各会計決算及び基金運用状況の審査結果についても報告。審査は、関係法令に準拠して行われ、計数も本年内の決算書類と一致していることを確認した。これにより、議会は、資料の検討を進め、正確性や透明性を確保しつつ、次の議案審議に移る。
飯能市議会は、地域の重要な決定を行う場であり、市民福祉の向上、地域経済の活性化を図るため、これからの審議が注目される。次回の本会議は、9月11日に予定されており、議案に対する質疑が行われる。